導入(基本操作)
ここではX-Finderのインターフェースと基本操作について記述していく。
インターフェース
以下の画像は、1画面表示でツールバー関連を全て表示する設定にしている状態のもの。
画像中の各項目の詳細は以下のとおり。
上の画面の②、③、⑥、⑩、⑮は表示内容をカスタマイズ可能
- ①メニューバー
- タイトルバーを右クリックして"メニューの表示"で表示切替。バーを固定していなければ、左端のクールバーのD&Dで配置変更できる。
- ②ツールバー(標準のボタン)
- メニューの"表示"→"ツールバー"→"標準のボタン"で表示切替。バーを固定していなければ、左端のクールバーのD&Dで配置変更できる。詳細は後で・・・
- ③アドレスバー(ボタン表示)
- メニューの"表示"→"ツールバー"→"アドレス バー"で表示切替。ランチャの設定はメニューの"ツール"→"アドレス"から。バーを固定していなければ、左端のクールバーのD&Dで配置変更できる。
- ④アドレスバー(アドレス表示)
- メニューの"表示"→"ツールバー"→"アドレス バー"で表示切替。リストビューで表示しているフォルダやファイルのアドレスを表示する。バーを固定していなければ、アドレスバー左端のクールバーのD&Dで配置変更できる。
■文字列を入力して以下の操作も可能
- Enter
- 文字列がリスト内のフォルダ名ならそのフォルダに移動。フルパスのフォルダ・ファイルならそのパスに移動(XFで開けないファイルの場合はそのファイルがあるフォルダに移動)。文字列の最初に"1:"をつけるとそのパスを実行。
- Shift+Enter
- 文字列の前後に*を追加しリスト内のファイル・フォルダのフィルタリングを行なう
- Ctrl+Enter
- 文字列を実行する
- Ctrl+Shift+Enter
- 文字列を新しいタブで開く
■ホイールクリックするとリストにあるアイテムのパスを抽出する画面になる
■アイコンをクリックするとマイコンピュータのドライブ一覧が表示される
- ⑤アドレスバー(選択項目表示)
- メニューの"表示"→"ツールバー"→"アドレス バー"で表示切替。選択されているアイテムの数とそのアイテムのタブ名を表示する。クリックすると選択されているアイテムの一覧を表示することができる。選択アイテムが無い場合はアドレスバーの文字列のパスに移動するボタンになる。バーを固定していなければ、アドレスバー左端のクールバーのD&Dで配置変更できる。
- ⑥リンクバー
- メニューの"表示"→"ツールバー"→"リンク"で表示切替。ランチャの設定はメニューの"ツール"→"リンク"から。バーを固定していなければ、左端のクールバーのD&Dで配置変更できる。
- ⑦ドライブバー
- メニューの"表示"→"ツールバー"→"ドライブ"で表示切替。クリックするとそのドライブのルートを新規タブで開く。ドライブのリストはX-Finder起動時に自動的にドライブ情報から作成されるので編集することはできない。バーを固定していなければ、左端のクールバーのD&Dで配置変更できる。
- ⑧タブ
- メニューの"表示"→"タブ"で表示設定の変更可。リストビューを2画面にすると表示領域も2つになる。
- ⑨リストビュー
- フォルダの中身や画像、テキスト、html等を表示する。
- D&D中にホイールクリック・・・・・フォルダを選択した状態なら下の階層へ、それ以外なら上の階層へ移動
- 右クリック+ホイールスクロール・・・タブの切替
- Ctrlキーを押しながらアイテムをタブにD&D・・・・アイテムをD&D先のタブにコピー
- Shiftキーを押しながらアイテムをタブ(⑧)にD&D・・・・・アイテムをD&D先のタブに移動
- Ctrlキー+Shiftキーを押しながらアイテムをタブ(⑧)にD&D・・・・D&D先のタブにアイテムのショートカットを作成
- タブ(⑧)の空いているところにフォルダをD&D・・・・D&Dしたフォルダを新規タブで開
- Shiftキー(or Ctrlキー)を押しながらマウスカーソルをアイテムのアイコンかファイル名に合わせる・・・ツールチップを表示する (表示→スタイル→Shiftキーツールチップにチェックがある場合のみ)
- CtrlキーとShiftキーを同時に押しながらアイテムをクリック・・・チェックボックスがあるときと同様の操作になる。(解除は空白を右クリック)
ファイルの並び順は"表示"→"スタイル"→"独自ソート","論理的ソート","混在ソート"へのチェックの有無によって変化する。
いずれにもチェックが無い場合、通常向きでソートするとフォルダが先頭に、逆向きでソートするとフォルダが最後に表示される。ファイル名のソートはシステムと同じ順番になる。
"独自ソート"にチェックがある場合、ソートの向きにかかわらず常にフォルダが先頭に表示される。また、カラムにバイトサイズを表記している場合、カラムの表記を数値としてソートすることができる。
"独自ソート"にチェックを入れると、ファイル名をソートする際、ファイル名の数値の大きさではなく、先頭のほうから文字列が小さい順にソートされる。これをXP以降のようにファイル名の数値の大きさでソートするように変更したい場合は、"論理ソート"にチェックを入れる必要がある。
"独自ソート"と"混在ソート"の両方にチェックを入れると、ファイルとフォルダの区別なくソートをすることが可能にになる。
- ⑩ファンクションバー
- メニューの"表示"→"ファンクションバー"で表示切替。ランチャの設定はメニューの"ツール"→"ファンクション"から。
- ⑪ステータスバー(項目数表示)
- メニューの"表示"→"ステータスバー"で表示切替。現在のリストビュー内のアイテム数が表示される。
- ⑫ステータスバー(情報表示)
- メニューの"表示"→"ステータスバー"で表示切替。マウスカーソルがあるアイテムやタブ、ランチャのボタンの情報等が表示される。
- ⑬ステータスバー(選択数・サイズ表示)
- メニューの"表示"→"ステータスバー"で表示切替。選択アイテムの合計サイズ、もしくは開いているフォルダ内のアイテムの合計サイズが表示される。
- ⑭ステータスバー(ドライブ状態表示)
- メニューの"表示"→"ステータスバー"で表示切替。現在のドライブの使用状況が表示される。
このままだと一見explorerとそんなに変わらないようにも見て取れるが、適当なとこで右クリックすると右側になんかメニューが表示されるがわかると思う。このメニューがX-Finderの肝になっているランチャメニュー(この場合は右クリックメニュー)なのだが、この設定とかは後ほど記述していく。
以下は基本的な操作に対応したビルトインコマンドの一覧。使用方法は後述を参考のこと。
- Open:・・・・・・・・フォーカスされたアイテムをX-Finderで開く
- Refresh:・・・・・・更新
- Refresh:2・・・・・・リストを再描画しない更新
- Folder:・・・・・・・フォルダツリーの表示切替
- Exec:Copy・・・・・・コピー
- Exec:Cut・・・・・・切り取り
- Folder:Paste・・・・貼り付け
- Exec:Delete・・・・・ごみ箱に移動
- Exec:Link・・・・・・ショートカットの作成
- Exec:Properties・・・選択されたファイル・フォルダのプロパティ
- Folder:Properties・・開いているフォルダのプロパティ
- Exec:Edit・・・・・・編集
- Folder:Find・・・・(エクスプローラの)検索
- Command:・・・・・・・ファイル名を指定して実行
- Folder:Explore・・・現在のフォルダをエクスプローラで開く
- Rename:・・・・・・・拡張子を除いた選択状態で名前の変更
- Rename:1・・・・・・・拡張子を含んだ選択状態で名前の変更
- ClipPath:・・・・・・拡張子を含んだパスをクリップボードにコピー
- ClipPath:1・・・・・・拡張子を含まないパスをクリップボードにコピー
- ClipPath:2・・・・・・拡張子を含んだファイル名をクリップボードにコピー
- ClipPath:3・・・・・・拡張子を含まないファイル名をクリップボードにコピー
- ClipPath:8・・・・・・""を含まずにパスをクリップボードにコピー
- ClipPath:10・・・・・複数の選択ファイルのパスをクリップボードにコピー
- ClipPath:11・・・・・複数の選択ファイルの拡張子を含まないパスをクリップボードにコピー
- ClipPath:12・・・・・複数の選択ファイルの拡張子を含んだファイル名をクリップボードにコピー
- ClipPath:13・・・・・複数の選択ファイルの拡張子を含まないファイル名をクリップボードにコピー
- ClipPath:18・・・・・・""を含まずに複数の選択ファイルのパスをクリップボードにコピー
- NewFile:・・・・・・ファイルの作成画面の表示
- NewFile:〜・・・・・・"〜"をデフォルトの名前にしてファイルの作成画面の表示
- NewFile:〜/・・・・・・"〜"をファイル名にしてファイル作成
- NewFolder:・・・・・フォルダの作成
- NewFolder:〜・・・・・"〜"をデフォルトの名前にしてフォルダの作成画面の表示
- NewFolder:〜/・・・・・"〜"をフォルダ名にしてフォルダ作成
- Close:Window・・・・・ウインドウを閉じる(X-Finderを終了する)
- Close:Minimize・・・・最小化する
- Close:ToTray・・・・・タスクトレイに格納する
ビルトインコマンドの活用例
今日の日付をデフォルトの名前にしてフォルダを作成 [パス] NewFolder:%DateTime:dddddd% [動作 実行