フィルタ(マスク)表示

アドレスバーで"*"を含む文字列を入力するとリストに表示されているアイテムの中から入力した文字列を含むアイテムだけをリストに表示する。"*"は文字列の前後のどちらか、あるいは両方に配置する。

拡張子もファイル名に含まれるため、"*"が文字列の後にないと基本的にフォルダのみが表示されるので注意。

また、"*"を含む文字列の後に";"を入力すると別の"*"を含む文字列を追加することができ、"*"を含む文字列の前に";!"を入力すると否定条件として指定することができる。

 *.folder・・・フォルダ
 ;!*.bmp・・・bmpファイル以外

更新するか、表示するリストを変更するとフィルタ機能は解除される。


さらに、"/"で前後を囲まれた正規表現Perl)もフィルタとして使用できる。

/正規表現/・・・正規表現
/正規表現/i・・・大文字小文字を区別しない正規表現

/\d{12,}/・・・12桁の数字を含む

これらのフィルタは"Open: "のあとに記述することによってランチャで実行させることもできる。

さらに、"Select:"と組み合わせてフィルタに該当する項目を選択することもでき、外部プログラム等との連携をする上で活用できる。

マスクされた状態では、プレビューは表示されたアイテムのみについて行われるので、撮影日がファイル名に含まれる画像のあるフォルダで"050314*"のように日付指定して表示された画像のみプレビューするといった使い方も可能。


"Select:"ではフルパスでの選択やツールフォルダ内の選択も可能。

Select:C:\WINDOWS・・・C:\WINDOWSを選択する
Select:C:\WINDOWS\・・・C:\WINDOWS内のアイテム全てを選択する
Select:C:\WINDOWS\*.bmp・・・C:\WINDOWSbmpファイルを選択する
Select: ClipFolder:\・・・・クリップフォルダ(ClipFolder:)内のパスを全て開く
――関係するコマンド
  • Select:All・・・・・リストのアイテム全てを選択する。
  • Select:Clear・・・・全ての選択を解除する。
  • Select:Reverse・・・全ての選択を反転する。
  • Select:Folder・・・・開いているフォルダ(タブのフォルダ)を選択する。
  • Select:フィルタ・・・・・リスト内のアイテムでフィルタされたアイテムを選択する。
  • Open: フィルタ・・・・・リスト内のアイテムでフィルタされたアイテムのみを表示する。
  • Select:パス・・・・・パスを選択する。
  • Select:パス\・・・・・パス内のアイテム全てを選択する。
  • Select:パス\フィルタ・・・・・パス内のアイテムでフィルタされたアイテム全てを選択する。
  • Select: ツールフォルダのパス\・・・・ツールフォルダ内のパスを全て開く。

以下はフィルタの活用例

名前に"ジャンル"を含む複数アイテムのプロパティを表示
[パス]
Select:*ジャンル*
Exec:Properties
[動作]
実行
名前に"img"を含む複数アイテムのパスをコピー
[パス]
Select:*img*
ClipPath:10
[動作]
実行
JPGのみをサムネイル表示
[パス]
Open: *.jpg
ViewStyle:5
[動作]
実行
フォルダ内のアイテムを検索
[パス]
Input:"フォルダ内検索","現在のフォルダ内で検索","キーワード入力",""
Open: "*%InputData%*"
[動作]
実行
最新のフォルダを開く
[パス]
Open: *.folder
Sort:-更新日時
0:%focused%
[動作]
実行