多様な表示スタイル

リストビュー内で多種多様な表示スタイルを選択できるというのは、X-Finderの特徴の一つで、縮小版・並べて表示・アイコン・小さいアイコン・一覧・詳細といった表示スタイルが選択可能なだけでなく、それ以外にも多様な表示スタイルが用意されている。
以下ではX-Finderで可能な表示スタイルについて記述していく。

基本の表示スタイル

詳細


先頭に小さいアイコンが、フォルダの表示設定で指定した項目が各カラムに表示され、縦にアイテムが表示される。(未設定の場合は名前、サイズ、種類、更新日時が表示される)
各カラムのタイトルをクリックするとその項目でソートすることができる。

一覧


小さいアイコン(16×16)を先頭にしてファイル名のみ表示される。アイテムの並びは縦優先。

アイテムの名前の表示幅は詳細オプションの"リストの幅"で設定可能。"0"にしておくと最長のファイル名のアイテムに合わせて自動調整され、"1"にしておくと下のように"詳細"のときのように、フォルダの表示設定で指定した項目を表示することができる。

また、幅を"2"にするとスクロールしなくても画面に収まるように画面の幅に合わせて表示幅を調整する。(アイテムが多いときに便利)

小さいアイコン


表示されるアイテムや設定方法は一覧と同様だが、アイテムの優先される並びの向きが異なる。
また、画面の左端で"←"のキーで一段上の右端のアイテムに、右端で"→"のキーで一段下の左端のアイテムにフォーカスが移動する。

アイコン


アイコン(32×32)とファイル名が表示される。アイテムの並びの向きは横が優先。
また、画面の左端で"←"のキーで一段上の右端のアイテムに、右端で"→"のキーで一段下の左端のアイテムにフォーカスが移動する。

並べて表示


サムネイルと、フォルダの表示設定で指定した項目が表示される。アイテムの並びの向きは横が優先。
また、画面の左端で"←"のキーで一段上の右端のアイテムに、右端で"→"のキーで一段下の左端のアイテムにフォーカスが移動する。

縮小版


サムネイルが表示される。アイテムの並びの向きは横が優先。
また、画面の左端で"←"のキーで一段上の右端のアイテムに、右端で"→"のキーで一段下の左端のアイテムにフォーカスが移動する。

explorer互換の表示スタイル

以下ではexplorerと同様な表示が可能な表示スタイルについて記述する。(WindowsXPが前提)

explorerと同じ表示

タブを右クリックしたメニューで"エクスプローラ互換"にチェックを入れるとリストの表示スタイルをexplorer互換のものにすることができ、リストを表示するための読み込み等もexplorerと同等の速度となる。

↓・・"並べて表示"のとき。サムネイルではなく大きいアイコン(48×48)が表示される。

↓・・"詳細"のとき。ソートされている項目のカラムが強調される。

グループで表示

タブを右クリックしたメニューで"エクスプローラ互換"と"API/グループ"にチェックを入れると、explorerでの"グループで表示"と同様な表示が可能になる。

タスク

タブを右クリックしたメニューで"エクスプローラ互換"と"詳細ツリー/タスク"にチェックを入れると、explorerでの"タスク"と同様な機能・表示が可能になる。

また、このとき画像の多いフォルダで右クリックメニューの"表示"から"写真"を選択するとexplorer同様に写真表示が可能になる。

Vista/7では、ナビゲート・ペイン、コマンド・ペイン等が表示され、右クリックメニューの"表示"から"コンテンツ"を選択するとexplorer同様の表示が可能になる。


特殊な表示スタイル

APIを使用してフォルダを読み込んで表示

タブを右クリックしたメニューで"API/グループ"にチェックを入れると、APIを使用してフォルダを読みこんで表示する。
この際、サイズの表示はバイト単位になり、さらにソートの際に常にフォルダが上にくるようになる。

表示→スタイル→混在ソートにチェックが入った状態だと、ファイルとフォルダの区別なく各カラムでソートすることが可能になる

APIを使用してフォルダを読み込むと、"Thumbs.db"や"desktop.ini"などのシステム属性のファイルも表示される。これらの中にはシステムの起動に必要なファイル等も含まれることがあるので取り扱いには注意が必要。

詳細ツリー

タブを右クリックしたメニューで"詳細ツリー/タスク"にチェックを入れると、リストの中にツリー形式でアイテムを表示することができるようになる。

詳細ツリーではファイル名、サイズ、拡張子、更新日時が表示可能。

フォルダツリーと同様に"*"キーで階層ごとにサブフォルダを展開できるので、あるフォルダ以下のファイル構成やファイルの情報等を簡単に把握したいときに便利

タブ内ツリー

タブを右クリックしたメニューで"タブ内ツリー"にチェックを入れると、リストの中にフォルダツリーを表示することができるようになる。

このツリーは現在のタブにのみ表示され、タブ毎に表示・非表示やツリーのルートのフォルダを設定することができる。
分割画面毎にツリーを表示したい場合、あるいはサイドバーにお気に入りを表示したいがツリーも同時に使いたい場合等に有効。

"Set:ViewTree=ルートにしたいフォルダのパス"でルートフォルダを設定できるが、"Set:ViewTree=.."というコマンドを実行しておくと、以降はそのタブで表示しているフォルダを変更すると、ルートフォルダが常にそのフォルダの上のフォルダに自動的に変更される。

――関係するコマンド
  • ViewStyle:・・・・表示スタイルを順番に切り替える。
  • ViewStyle:1・・・・"アイコン"表示にする。
  • ViewStyle:2・・・・"小さいアイコン"表示にする。
  • ViewStyle:3・・・・"一覧"表示にする。
  • ViewStyle:4・・・・"詳細"表示にする。
  • ViewStyle:5・・・・"縮小版"表示にする。
  • ViewStyle:6・・・・"並べて表示"にする。
  • ViewStyle:Menu・・・表示の切り替えのメニューを表示する。
  • Set:View=0・・・・"標準"でリストを読み込んで表示する。
  • Set:View=1・・・・"エクスプローラ互換"でリストを読み込んで表示する。
  • Set:View=2・・・・"標準"でAPIを使用してリストを読み込んで表示する。
  • Set:View=3・・・・"エクスプローラ互換"でリストを読み込んで"グループで表示"表示する。
  • Set:View=4・・・・"詳細ツリー"表示にする。
  • Set:View=5・・・・"タスク"にする。
  • Set:View=7・・・・"タスク"で"グループで表示"にする。
  • Set:View=-1・・・・標準/エクスプローラ互換を切り替える。
  • Set:View=-2・・・・API/グループを切り替える。
  • Set:View=-4・・・・詳細ツリー/タスクを切り替える。
  • Set:View=~t・・・・タブ内ツリーの表示/非表示を切り替える。
  • Set:ViewTree=フォルダのパス・・・タブ内ツリーのルートフォルダを指定する。