Webブラウジング
リストビューにプレビューを描画する機能でIE(InternetExplorer)コンポーネントを使用している関係から、バージョン10-0-2以降のX-FinderではWebブラウジングが可能になっている。
Webブラウザを利用するには、
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- アドレスバーにアドレスを直接入力or貼り付ける
- "パス"にアドレスを入力し、[動作]を"移動"に設定したランチャを実行する*1
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- インターネットショートカット(.url)を"Open:"コマンド("新しいタブで開く"や"分割ウインドウで開く"等)で開く
と3つの方法があり、タブの右クリックメニューの"セキュリティ"から許可する項目をチェックすることで表示タブでのセキュリティ設定を行うことができる。
また、メニューの"お気に入り"→"お気に入りに追加"で表示しているページをX-Finderのお気に入りに追加することも可能。
感覚的にはIEを内部に取り込んでタブで切り替えているようなイメージだが、このX-FinderでのWebブラウジング機能には以下のような特徴がある。
- IEのお気に入りとの互換性を維持したWebブラウジングが可能
- 表示画像をそのままフォルダへD&Dで保存可能
- 表示ページごとにタブ色やナビゲートロック、セキュリティ設定を変更可能
- マウスジェスチャ可能
- 2画面表示可能
以下ではこれらの特徴について具体的に記述する。
IEのお気に入り、履歴の利用
ツールバーの"情報"から"お気に入り"(又は"Favorites")を開くと、IEのお気に入り(インターネットショートカット)があるフォルダが表示される。(履歴なら"History")
画面を2分割して片側にこの"お気に入り"のフォルダを表示し、閲覧したいお気に入りのショートカットを右クリック→"分割ウインドウで表示"を実行すると、IEを使用しているときのようにお気に入りのページを片側の画面で表示することができる。
(新規タブで開きたいときは"分割ウインドウで表示"のランチャを編集して下記のように"NewTab:"を追加すればよい)
お気に入りを開くたび右クリックするのが面倒な場合は、下記のようなランチャを"関連付け"に設定するとダブルクリックやEnterキーでお気に入りを反対側で開けるようになる。
拡張子".url"のファイルを反対画面で新規タブで開く [パス] ChangeTab: NewTab: Open: [拡張] .url [動作] 渡す
お気に入りをフォルダで整理していれば、それぞれのフォルダをタブで開いておいて素早く切り替えることも可能。(履歴も同様)
画面の分割比率が気になるなら、手動で境界を動かすか、"Split:20%"のようなコマンドをランチャに設定しておけばよい。
以下は上記の操作をひとまとめにして、ファイラからWebブラウザへの切り替えを行うランチャ。IEのお気に入りはWindows2000/ME/XPでの記述で、最初にgoogleのトップを開くようにしている。
IEっぽく切り替える [パス] shell:Favorites Split:3 Split:20% ChangeTab: http://www.google.co.jp/webhp?hl=ja&lr=lang_ja [動作] 移動・新規タブ
また、対象ページを表示した状態で"AddFavorite:2"を実行すればIEの機能を生かしてIEのお気に入りに追加することができる。
しかし、出先のPC等を使用していて、インターネットショートカット(urlファイル)を別の場所に作成したいこともあると思う。こういったときは独自の操作や設定をする必要がある。
具体的には、表示しているページのタブをお気に入りを作成したいフォルダ(タブ)へ右D&Dして"ショートカットをここに作成"を選択することでD&D先にurlファイルを作成可能。この操作が面倒というときは、画面を分割している状態で下記のようなランチャを設定する方法もある。
アクティブなタブで表示しているページのショートカットを反対画面のタブに作成 [パス] Select:Folder Drop:2,X-Finder ?B* [動作] 実行
ショートカットを作成する場所を決めておくなら、以下のようなランチャでも可能。(ここではX-Finderをインストールしたフォルダのサブフォルダ"Favorites"にurlファイルを作成している)
このランチャだとドロップダイアログが表示されないので上のランチャよりも素早くお気に入りに追加することができる。
アクティブなタブで表示しているページをお気に入りのフォルダに追加 [パス] Select:Folder %x-finder%Favorites [動作] 送る、標準
D&Dでの画像の保存
IEからexplorerにコンテンツをD&Dすると画像やリンクが作成されるように、X-FinderでもWebブラウザのタブから通常のフォルダのタブへのD&Dでコンテンツを保存することができる。
操作例はこちら。ページに表示された画像を画像保存用フォルダ(縮小版表示)へ左D&Dすると、D&Dした画像がフォルダに保存されているのがわかると思う。
また、このとき複数のフォルダをタブで開いておけば、画像を保存するメニューからフォルダを切り替える手間も省くことができ、非常に効率よく画像を整理して保存することが可能となる。
ページ毎の設定
フォルダの表示設定の項で記述したように、フォルダ設定では指定したパスで実行されるランチャを設定することが可能。
この機能を活用すれば、指定アドレスのページを表示したときの表示ページ毎に、セキュリティ設定*2やタブの背景色、ナビゲートロックの有無などを指定することができる。
下記の例では、この備忘録が表示されたときに画像のダウンロードのみ許可するセキュリティ設定にし、タブ色を黒にしてナビゲートロックした状態にするように設定している。
X-Finder備忘録を開くときのフォルダ設定 [パス] Set:TabColor=clBlack Lock:1 Set:Security=p [拡張] http://d.hatena.ne.jp/OTZorz/* [動作] 実行
――関係するコマンド(ブラウザで有効なコマンド)
- Set:Security=許可する項目・・・・Webブラウザでのセキュリティ設定で許可する項目を指定する。
(Set:Security=pmv・・・・画像のダウンロード、サウンドの再生、ビデオの再生だけ許可する)
- Exec:Find・・・・・・検索
- Exec:Properties・・・ページのプロパティ
- Exec:Stop・・・・・・停止
- Exec:SaveAs・・・・・名前を付けて保存
- Exec:Print・・・・・・印刷
- Exec:PrintPreview・・印刷プレビュー
- Exec:PageSetup・・・プリンタ設定
- Exec:Cut・・・・・・・切り取り
- Exec:Copy・・・・・・コピー
- Exec:Paste・・・・・・貼り付け
- Exec:ViewSource・・・ソースの表示
- Exec:Zoom=0・・・・文字のサイズを最小にする
- Exec:Zoom=1・・・・文字のサイズを小にする
- Exec:Zoom=2・・・・文字のサイズを中にする
- Exec:Zoom=3・・・・文字のサイズを大にする
- Exec:Zoom=4・・・・文字のサイズを最大にする
- Go:-1・・・・・ブラウザの履歴を使用して戻る
- Go:1・・・・・ブラウザの履歴を使用して進む