関連付け

X-Finderでは、ファイルやフォルダをダブルクリックしたときやフォーカスしてEnterキーを押したときに実行されるランチャを設定することによって、独自の関連付けを行うことができる。

これらの編集(ランチャの登録や設定)はメニューの"ツール"→"関連付け"から行える。この関連付けは基本的にランチャを実行するものなので設定の仕方はランチャの設定と同様なのだが、[拡張]に対象となる拡張子を記述しないと全く意味がないものとなるので注意。(通常のツールフォルダに登録するランチャとは逆で、[拡張]での指定が無い場合は実行されない)

関連付けを行う際に重要な、ランチャの設定の特徴は以下の3つ。

X-Finderをインストールしたフォルダ、及び同じ階層のフォルダは相対パスに置換できる。
X-Finderをインストールしたフォルダのパスを"%x-finder%"と置換することで、例えばX-Finderをインストールしたフォルダを丸ごと他のPCにコピーして使用するなどして絶対パスが変化しても同様の設定を維持することができる。また、同じ階層のフォルダは"%x-finder%.."と置換できる。
[動作]は一度に開くファイルの数で使い分ける
[動作]が"渡す"のときはフォーカスがあるファイルのみを開く動作になる。一方、[動作]が"送る"のときは選択されたファイルを開く。つまり、複数選択したファイルを全て開きたいときなどは、[動作]は"送る"にする必要がある。

以下のランチャの[拡張]に対象となるファイルの拡張子を記述すれば、エクスプローラで選択してEnterで実行したときと同じ動作にすることができる。

選択したファイルを開く
[パス]
Exec:Default
[動作]
送る
[拡張]での指定が重複したランチャを複数設定すると直接実行ではなく動作選択のメニューが表示される。
デフォルトでは書庫ファイル(.zip,.cab,.lzh,.rar等)が重複してランチャが設定されているが、これらのファイルをダブルクリックするとメニューが表示されるのがわかると思う。このように、[拡張]で同じ内容を含む設定を複数設定することでポチエスのように実行するプログラムや動作を選択することができる。

[拡張]で".folder"と記述すればフォルダを指定した関連付けになり、この関連付けで"新規タブ"にチェックをするとフォルダを開く際に常に新規タブで開くようになる。

下の画像のように拡張の指定で特定の文字列を含むフィルタとその否定のフィルタを別のアイテムで組み合わせると、文字列を含む・含まないで別のパスを実行することができるようになる。

この例ではファイル名に「編集中」という文字列を含むbmpファイルはペイントで、それ以外のbmpファイルはIrfanviewで開くような動作になる。

[拡張]では最初の画像のように正規表現による指定も可能だが、"C:\WINDOWS\*.ini"というように、特定のフォルダ内の特定の拡張子を指定することもできる。

また、関連付けの特殊な機能として、[拡張]で指定したファイルの文字色とアイコンを変更できるというものがある。
ランチャの[アイコン]のところに、"色コード";"アイコンファイルのパス"と記述すると、画像のように指定した拡張子のファイルの文字色とアイコン*1を変更することができる。

アイコンファイルは、アイコン単体のファイル(.ico)だけでなく、複数のアイコンを含むファイル(.dll,.exe,.icl等)の中からも指定可能


――関係するコマンド
  • Exec:Default・・・・・システム標準の関連付けで開く
  • Exec:Open・・・・・・・システムで"開く"に関連付けられた方法で開く

*1:自分用に作ったアイコンを使用