機能の拡張 その2
ファイルやフォルダの検索
FFXやFFXIIの検索速度に不満がある、あるいはより条件を細かく指定して検索したいといった場合にはFileSeekerやFenrir、Everything search engineといった検索専用ソフトが便利。
作成済みのインデックスから部分一致したアイテムをリストアップする
検索対象のファイルやフォルダのリスト(インデックス)をあらかじめ作成しておき、そのインデックスからアイテムを検索するので毎回HDD内を検索するよりはるかに高速な検索が可能になるというのがインデックス型検索ソフトの強み。
fenrirは、シンプルなインターフェースと非常に細かな設定を併せ持ち、ファイラから呼び出して使うのにも非常に便利なソフト。
以下のような内容をfenrir直下のcmdフォルダ内の0enter.txtに追記すればfenrirでリストアップされたフォルダをX-Finderで開くことができる。
("..XF.exe"はX-Finderのインストールされているパス)
[.\\\; XF|..XF.exe "%P" ]
また、以下のようにChangeTabと組み合わせると開く画面を指定できる。
以下はリストアップされたファイルをX-Finderの右側画面で開く記述。
[.\\\; XF|..XF.exe ChangeTab:Right, "%P" ]
もっとfenrirを活用したい人はこちらを参照のこと。
以下はX-Finderからfenrirを起動し、既に作成されたインデックスから検索を行う例。
fenrir.exeのパスのみを記述すると起動と共にインデックス作成が始まるので、オプションを追記して各フォルダや設定ファイルのパスを指定している。
(作業フォルダの指定ができればよいので、fenrir.exeへのショートカットのパスを記述するだけでも良い。)
fenrirを起動し作成済みのインデックスから検索 [パス] ..fenrir.exe /scanfile="scan.iniのパス" /pathfile="pathフォルダのパス" /initfile="fenrir.iniのパス" /cmddir="cmdフォルダのパス" [動作] 実行
explorer型の検索を高速に行う
サイズや更新日時など、explorerで指定できるのと同じような条件指定ができ、尚且つ検索速度が高速なFileSeekerもX-Finderから呼び出して活用できる。
バージョン3.1.0からはファイルに含まれる文字列も検索することが可能になり、GREP検索のような使い方もできるようになった。
現在のタブのフォルダ以下を検索 [パス] ..FileSeeker.exe /notree /nosave /options:reset /start:"%Current%" /subdir:y /prompt:keyword [動作] 実行
現在のタブのフォルダ以下で、日時を指定して検索 [パス] Input:"fileseeker","ファイル名に含まれる文字列を指定します","","" Set:kw=%inputdata% Input:"fileseekerの検索オプション指定","直近の期間を指定します","1日→1d,2週→2w,3ヶ月→3m,空白→指定なし","" Set:recent=%inputdata% Input:"fileseekerの検索オプション指定","期間を日付で指定します","例:2009/1/1-2009/12/31,-なし→1日限定,空白→指定なし","" Set:period=%inputdata% Input:"fileseekerの検索オプション指定","日時の種類を指定します","更新日時→m, アクセス日時→a, 作成日時→c,空白→指定なし","" ..FileSeeker.exe /notree /nosave /options:reset /options:recent=%recent% /options:period=%period% /options:time=%inputdata% /start:"%current%" /subdir:y /kw:%kw% [動作] 実行
現在のタブのフォルダ以下をGREP検索 [パス] Input:"fileseeker","fileseekerでGREP検索","検索文字列を指定","" Set:text=%inputdata% Input:"fileseeker","GREP検索の対象","対象ファイルの文字列を指定","*.*" ..FileSeeker.exe /notree /nosave /options:reset /options:text="%text%" /start:"%Current%" /subdir:y /kw:"%Inputdata%" [動作] 実行
ファイル名で高速な検索をする
ファイル名だけでいいのでとにかく速く検索したい人にはEverything search engineがお勧め。
以下はEverythingで現在のフォルダ以下のファイル&フォルダ名を検索するランチャ。
現在のタブのフォルダ以下を名前で検索 [パス] ..Everything.exe -filename "%current%" [動作] 実行
実行後に検索したいワードを入力すると、候補が絞り込まれていく。
また、Everythingをインストールしたフォルダの"Everything.ini"の最後の行に以下のパスを記述すると、Everythingでの検索結果でアイテムを右クリックしたメニューの"Open path"からアイテムのフォルダをX-Finderの新規タブで開くことができる。
open_folder_path_command=$exec("..XF.exe" "$parent(%1)") open_folder_command=$exec("..XF.exe" "%1")
追記する際はEverythingを完全に終了させること
カラムの拡張
X-Finderには以下の5つの独自カラムが存在する。
- 名前+
- フォルダオプションの設定に関わらず拡張子まで表示する
- 種類+
- 拡張子を表示する
- サイズ+
- バイト単位でファイルサイズを表示する(マイコンピュータでは使用領域を表示する)
- 更新日時+
- 更新日時を秒単位まで表示する
- フォルダサイズ+
- フォルダの総サイズ、ファイルサイズをバイト単位で表示する
これら5つのカラムは、表示→スタイル→混在ソートにチェックをすればファイルとフォルダを区別せずに一緒にソートすることが可能
X-Finderの詳細表示のカラムは基本的にexplorer互換のため、上記以外のexplorer用の拡張もそのまま適用される。
以下では代表的なカラム拡張について記述する。
カラムツール
WinXPに対応。
追加項目
- 拡張子
- DOSファイル名
- サイズ(バイト単位、プロパティで表示される単位、数字のみ)
- フォルダの総サイズ(バイト単位、プロパティで表示される単位、数字のみ)